勉強しようと思ってるんだけど、気づいたら今日もYoutubeを観て時間が過ぎてしまった。そういう経験はありませんか。
「今日も勉強できなかった」と後悔しながら眠った経験、私にもあります。「自分はなんてだらしないんだ」と自己肯定感も下がってしまいます。
しかし、勉強しようと思ってもできないのは勉強が習慣になっていないからです。勉強を習慣にするには、『がんばらずにできる仕組み』を作ることが大切です。
この記事では『がんばらずに勉強を習慣化するコツ』をご紹介します。
「今日も勉強できなかった」から「今日はこれだけ勉強できた」に変わると自己肯定感も爆上がりです。
勉強だけでなく、筋トレやダイエットなど何かを始めたいけどできていない、という方にも有益な情報ですので、ぜひ最後まで読んでください。
勉強習慣をつける目的を明確にする

あなたはなぜ勉強を習慣にしたいと考えているのですか?習慣化の目的、習慣化した先にある理想の状態を映像で浮かび上がるくらい具体的にイメージしてください。
習慣化した先の未来を視覚化することでワクワク感が生まれます。ワクワクした未来を手に入れるために勉強するのが必然になってきて、勉強に対する心理的ハードルが下がります。
痩せるためのダイエットを例にあげてみましょう。

<ダイエットする目的を明確にするサイクル>
「痩せたい」→「痩せてきれいな服をきれいに着こなしたい」→「周りの人にきれいだねと言われたい」→「モテたい」「人気者になりたい」→「だから痩せたい」
目的は立派なものである必要はありません。勉強を習慣にした未来の自分がワクワクするものであればあるほど、自分の中で勉強することが必然になりますし、勉強することが楽しいものになります。
勉強する目的・その先の理想の姿を明確にイメージしよう!
勉強を習慣化する方法5選
勉強を習慣化する具体的な方法を5つ紹介します。
行動のハードルを下げて小さく始める
「千里の道も一歩から」といわれるように、どんな行動もはじめは小さな一歩から始まります。勉強を始めるときも目標のハードルをできるだけ下げて始めるのがコツです。
これまで勉強する習慣を持っていなかった人が「毎日1時間勉強する」と決めてもなかなかできるものではありません。高い目標を立てると「やっぱりできなかった」と挫折を感じて諦めてしまうおそれがあります。

ポイントは「たったこれだけ?」と思うくらい小さな行動を目標に設定することです。
まずは『机の前に座る』でもかまいません。それくらいなら疲れた日でもできると思いませんか?調子が良ければ「せっかく座ったんだから勉強しようか」となるはずです。小さな行動でも「できた」が積み重なると快感になり、ポジティブループが回り始めます。
どんな習慣もはじめの一歩が一番エネルギーを使うものです。
ハードルをなるべく下げて小さな行動から始めることで、そもそもの「行動しない」を防ぐことができます。
- 「たったこれだけ?」というくらい小さな行動からスタートする
- 行動のハードルを下げることで、そもそもの「行動しない」を防ぐ
きっかけを決める「トリガー設定」
「いつ」「どこで」など、勉強を始めるきっかけやタイミングを決めておくのも有効です。
例えばこんな感じです。
- 朝起きたら勉強する
- 帰宅したら勉強する
- 夕飯が終わってテーブルを片付けたら勉強する
- 電車に乗ったら勉強する
継続するうちに脳がそれをルーチンと認識するようになってくるので習慣化の助けになります。
自分が勉強を始めやすいタイミングや場所を考えて勉強をはじめるきっかけを設定しましょう。
「◯◯したら勉強する」と勉強のきっかけやタイミングを決める
すぐに取り組める仕組みを作る
勉強にすぐに取り組める仕組み作りも大切です。
勉強をしようと思っても、机を片付けたり勉強道具を取り出したりと、始めるまでの工程が多いと「やっぱり面倒くさい」となってしまいます。
勉強道具は机の上に出しっぱなしでかまいません。スマホの勉強アプリはホーム画面に配置します。勉強道具を出しっぱなしにしておくのが無理でも、なるべく手の届きやすいところに勉強道具をおくようにしましょう。
思い立ったらすぐ始められるような仕組みを整える
勉強とご褒美とセットにする
勉強とご褒美をセットにして、勉強をすることを楽しいことと脳に覚えさせます。
ご褒美はなんでもかまいません。「勉強したらゲームができる」「勉強したらチョコレートを食べる」など、自分が喜ぶ何かとセットにしてください。

ご褒美は毎回すぐ手に入るものにしてくださいね。「試験に合格したら」なんてご褒美が先すぎると効果がありません。
私はコーヒーが大好きなので、勉強を始める前にコーヒーを淹れます。コーヒーは香りで楽しめるので、始める前にご褒美をもらってることになるのですが(笑)。でも、コーヒーをゆっくり飲む時間があるなら勉強できるので、勉強を始めるきっかけにもなっており一石二鳥です。
「勉強したらカレンダーに✓を入れる」という方法も効果的です。カレンダーに毎日「✓」マークがついているのを見てニヤニヤできる人なら、これだけでもご褒美になります。
勉強したらご褒美が得られる状態を継続していくうちに、勉強そのものが楽しくなってきますよ。
- 勉強したらすぐに自分にご褒美を与える
- 「勉強」と「ポジティブな感情」をリンクし、脳に「勉強は楽しい」と認識させる
習慣化を邪魔するものを取り除く

突然ですが、スマホの通知はすべてオフにしてください。
勉強したいのにできない理由に、「ついついスマホを触ってしまう」というのはありませんか?友達からのLINE通知にすぐに反応してしまっては、勉強の邪魔になってしまいます。すぐに返事が必要な連絡など年に数回あるかないかです。SNSを始め基本的にスマホの通知はオフにして、スマホを触るのは勉強の後にしましょう。
他にも、お友達の誘いが多い方なら、自分が勉強することを周りに宣言しておきましょう。あらかじめ伝えておくことで誘いを断る際も無用なトラブルを防げます。職場の惰性のお付き合いは断っても差し支えないことがほとんどです。勉強時間を確保するためにも、無駄なお付き合いは減らすことをおすすめします。
スマホの誘惑、友人からの誘いなど、せっかく始めた勉強を止めてしまうようなものは減らしていきましょう。
- スマホの通知はオフ
- 周りに宣言する
- 惰性のお付き合いはお断り
習慣化するまでの期間と継続する考え方
習慣化するまでにかかる期間と、それまで継続させる心構えをお伝えします。
習慣化には2ヶ月かかる
習慣化にかかる期間は一般的に2ヶ月といわれています。
たとえできなかった日があっても習慣化する途中なので、落ち込む必要はありません。
習慣化には時間がかかるもの、と覚えておいてください。
できない日があってもOK、完璧主義を捨てる
勉強が習慣になるまでは「完璧主義」を捨ててください。
完璧を求めすぎると、1回できなかっただけで「できなかった」と自分を責めてしまいます。自己肯定感も下がり勉強をする意欲も削がれてしまいます。

「できない日があってもOK」というくらい軽い気持ちの方が続けられます。
余裕があれば「どうしてできなかったのか」理由を探ってみましょう。そうすることで、どういう時に勉強をする時間が取れないかパターンがつかめてきて対処することができます。
習慣化には時間がかかります。今日できなくても明日はできるかもしれません。休み休みでも継続できていれば、それはもう立派な習慣だと自分を褒めてあげてください。
習慣化をサポートするアイテムでモチベーション維持
勉強を習慣化させるために「記録する」のも有効です。
夏休みのラジオ体操カードを思い出してください。出席するとスタンプを押してもらえてスタンプが貯まっていくのがうれしかったことないですか?勉強した記録を「見える化」することで達成感を味わえて、モチベーション維持につながります。
スマホの習慣化アプリを使うのもおすすめです。私が良いと思った習慣化アプリは以下の5つです。制限はありますが無料でも使えるものばかりなので試してみてください。
アプリ | ロゴ | Andoroid | iPhone |
継続する技術 | Android | iPhone | |
ループ習慣トラッカー | Android | なし | |
DotHabit-習慣・目標・日課管理アプリ | Android | iPhone | |
HabitNow | Android | なし | |
集中|勉強時間の記録 | Android | iPhone |
それでも習慣化できない場合の原因と対処法

勉強を習慣にしようと始めてみたけれどやっぱり続かないよ〜。やっぱり私はダメなんだ〜。

いいえ!あなたはダメなんかじゃない!!それは仕組みが整っていないだけ!
習慣化できない場合の原因はたいてい以下のとおりです。
つまり、「勉強を習慣化する方法5選」や「習慣化するまでの期間と継続する考え方」でお伝えした内容がうまく機能していない状態です。
勉強の習慣化がなかなか身につかない場合は、「勉強を習慣化する方法5選」を何度も読み返して、もっと楽にできるところがないか考えてみてください。また、最初から完璧を目指さないマインドも忘れずに。

諦めそうになったら、「勉強の目的とその先の理想の姿」を思い出してね。
勉強を習慣化して知識も自信も手に入れよう
この記事では、勉強を習慣にしたい人に向けて習慣化の方法や心構えをお伝えしました。
習慣化にはおよそ2ヶ月の期間がかかります。「なかなか習慣が身につかない」と思ったら、本記事で紹介した5つの方法をさらに工夫できないか何度も考えてください。
最初にお伝えした、勉強を習慣にしたい目的を明確化することで勉強する意義を見失わずに済みます。
勉強を習慣化して、知識も自信も手に入れて、理想の自分に近づいていきましょう。
千里の道も一歩から。ともに頑張りましょう。
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