企業から薬局へ。調剤未経験からの転職ロードマップ

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製薬会社から調剤薬局に転職する!

そう決意したものの、初めての転職でどうしたらよいかわかりませんよね。

時間に追われるギリギリの生活で転職することを決意したあなたには、なるべく効率的に転職活動をしてほしい。

この記事では、転職活動の全体像をお伝えするとともに、“ここだけは”というポイントも合わせてお伝えします。

この記事を読めば、「あのときああすれば良かった」という後悔なく転職活動をすすめられますよ。

目次

転職活動7ステップ

  1. 希望条件に優先順位をつける
    • 履歴書の作成
    • 引き継ぎ資料作成開始
  2. 転職エージェントに登録する
  3. 個別面談
  4. 求人紹介・応募
  5. 面接
  6. 内定
  7. 退職

(1) 希望条件に優先順位をつける

転職エージェントに登録する前に絶対にやっておくべきこと、それが、希望条件をリストアップして優先順位をつけることです。

  • 求人を探す基準にするため
  • 他人の意見に流されないため
  • 迷ったときの指針にするため

希望条件があいまいなまま転職エージェントに登録すると、「意に沿わない求人への応募を強引に迫られて断れなかった」などという悲しいことが起こりやすくなります。

また、ここで決めた希望条件は、内定を複数社からいただいたときの判断基準になります。

転職活動において最も重要なステップです。ここは時間をかけて取り組んでください。

転職を成功させるためにも、転職エージェント登録前に、必ず希望条件を整理しておいてください。

希望条件の決め方と注意点

  • 具体的に数字で示す
  • 優先順位を決める

現状の不満点や将来の理想から、条件に落とし込んでいくとよいでしょう。

例)

現状の不満点または将来の理想具体的希望条件
残業続きの毎日にもう疲れた残業は月5時間以内。できれば残業ゼロ。
保育園のお迎えに間に合う時間18時までに最寄り駅に到着
通勤時間30分以内
生活レベルを落としたくない年収400万円以上
いっぱい休みが欲しい年間休日120日以上

ちなみに、私の場合はこんな感じでした。

優先順位希望条件理由
1位残業ゼロもう残業したくない!
1位休日:土日祝日、年末年始カレンダー通りの休みは維持したい
年末年始は帰省したい
3位徒歩圏内はNG。通勤1時間以内。近所の薬局は知り合いに合うかも?
4位年収400万円以上これくらいあれば大丈夫そう
5位正社員社会保険に加入したい
6位教育体制の充実した薬局調剤は初めてだから不安

ありがたいことに、ほとんどの条件をクリアした薬局に転職できました。

  • 年収ダウン
  • 完全週休2日制の危機

企業から薬局に転職する場合、最も大きなギャップが年収休日です。

多くの方にとって年収ダウンになると予想されるため、どれくらいまでの年収ダウンが許容できるかを考えておきましょう。

昇給しても年収600万円くらいが多くの人の現実的なラインです。

また、調剤薬局は土曜日も営業しているところが多いため、週休2日でも土曜日出勤のケースがあります。土曜勤務は絶対に避けたいか、月何回までならOKか、土曜出勤するなら年収450万円以上、などの落とし所も決めておきましょう。

土日休みの求人は以前より減っています。最新の求人動向は転職エージェントに相談してください。

転職希望条件チェックリスト

  • 年収・待遇:年収◯円以上、賞与年間◯ヶ月以上など
  • 勤務時間
  • 休日:土日祝休み、夏季・年末年始休暇など
  • 時間外労働(残業):月◯時間以内など
  • 勤務地・通勤時間
  • 転勤の有無
  • 薬局の規模:大手チェーンか個人薬局か
  • 教育制度・資格取得応援制度の有無
  • 入職時期
  • 産休・育休制度の有無と実績
  • 有給休暇の消化実績         など

調剤薬局が初めての人には、教育制度の整った大手チェーン薬局をおすすめします。

個人的に初心者へのおすすめ順は、大手>中小(複数店舗あり)>個人です。

履歴書の作成

履歴書の作成はスキマ時間に進めておきましょう。

転職サイトdodaが提供してくれているフォーマットはシンプルで使いやすいのでおすすめです。→https://doda.jp/guide/rireki/

自己PR欄は自分の実績や強みをアピールするところです。ChatGPTなどのAIに相談しながら書いてみてください。

作成した履歴書は電子ファイルで保存しておけばOKです。

薬剤師免許証』も写真に撮って電子ファイルで保存しておきましょう。資格確認のため転職エージェントに提出を求められることがあります。

転職エージェント登録後は、応募の前に履歴書を添削してもらいましょう。こちらから依頼しないとやってくれないこともあるのでご注意ください。

リクルートスーツもいつでも使えるように準備しておいてくださいね。

引き継ぎ資料の作成

  • 業務の洗い出し
  • 業務マニュアルの作成
  • 関連資料の整理

引き継ぎ資料の作成は、こっそりとやってくださいね。

転職活動をしていることや仕事を辞めるつもりでいることがバレたら、もしも辞めない選択をしたときに気まずいですから。

退職届を出すころまでにできていればOKです。

(2) 転職エージェントに登録する

いよいよ転職エージェントに登録です。

実は登録直後の数日は結構忙しくなります。登録後、面談日設定のための電話がきて、別の日に個別面談(30分〜1時間程度)があるからです。

(4)-1. 転職エージェント登録

薬剤師転職エージェントを最低2社選び、同日に登録します(必ずしも同日じゃなくても大丈夫です)。

2社以上をすすめる理由は、転職エージェントによって持っている求人が異なるため、担当者との相性があるためです。

調剤未経験での転職のため、履歴書作成や面接対策などで手厚いサポートを受けられるエージェントをおすすめします。

(4)-2. 面談日の調整(電話またはメール)

登録後は、その日のうちに(遅くとも3日以内に)エージェントから電話がかかってきて個別面談の日程調整が行われます。メール連絡のところもあるので、メールチェックも怠らないように。

面談は30分〜1時間かかると想定して日時を決定しましょう。

19時以降や土日でも可能かどうか、など、ご自分の都合に合うように相談してみてください。

この最初の電話で職歴や希望条件を伝えたのに、個別面談でも同じことをきかれて憤りを感じた経験があります。「10分だけなら」とか「19時までなら」とかお伝えすると、無駄に長引かずにすみますよ。

(3) 個別面談(電話またはオンライン)

転職エージェントの担当者と電話またはオンラインで面談します。

ここでは、あなたの職歴や転職しようと思ったきっかけ、転職の希望条件等をヒアリングされます。

所要時間は30分〜1時間くらいです。

あなたの希望をありのままに伝えてください。

変に取り繕うと、意図しない求人を紹介されるなどミスマッチの原因になります。

もしも担当者が合わないと思ったら遠慮せず変更をお願いしましょう。代表の電話番号やメールアドレスにて依頼可能です。

(4) 求人案内・応募

面談後は翌日又は翌々日までにエージェントから求人案内が送られてきます。

メールチェックが大変ですが、埋もれてしまわないように注意してください。

興味のある求人があれば、応募前に見学できないかエージェントに相談してみてください。実際に見学すると、現場の雰囲気や忙しさなどを実感できるのでおすすめです。

見学の際、薬局長さんに「本当に残業できないんですか?」とこっそり尋ねられ、応募を辞退したことがあります。

大きい薬局ほど採用担当と現場で意識のズレがある場合もあるので、現場見学はできるならやっておいた方がいいです。

興味はあるけど見学はできない、という場合は応募に進んでかまいません。

内定をもらっても辞退できますからね。

紹介された求人が希望に沿わない場合はお断りして大丈夫です。

万一担当者が強引に薦めてくることがあっても、先に決めた希望条件と優先順位をもとに、心を強く持ってお断りしましょう。

どうしても担当者がしつこい、という場合は、担当者変更をお願いするか、そのエージェントと縁を切ってもよいでしょう。

複数エージェントから同じ求人を紹介された場合はどうしたらいい?

応募する際はどこか1社から。担当者との相性が良いところがおすすめです。他のエージェントには「すでに別のエージェントから紹介を受けていたので」という風にお断りすれば問題ありません。エージェント側からするとよくある話だそうです。

(5) 面接

面接の日程調整はエージェントにおまかせ。

あなたは面接候補日を3つくらい提示するだけでかまいません。

面接対策を依頼しましょう。

よくある質問や回答例のアドバイスをくれるので、使わないともったいない!

また、できれば面接日は有給休暇をとることをおすすめします。

私は仕事終わりに面接を設定し、転職活動していることがバレてしまいました。

万が一のときのために、エージェント担当者の連絡先は必ずメモしておいてください。

(6) 内定

面接から1週間以内に採否結果が通知されます。

雇用条件が書面で提示されるので、しっかり確認しましょう。

勤務時間、就労場所、休日、残業の有無、給与、手当、交通費支給の有無、社会保険への加入、想定される年収等を確認します。

希望条件をすべて満たすのは難しいことが多いでしょう。

そこで鍵となるのが、先に決めた希望条件と優先順位です。

今の職場にとどまるよりも転職した方が良いか、慎重に見極めましょう。

雇用条件に納得できたら、内定受託の旨をエージェントに伝え、勤務開始日の相談にうつります。

「内定を辞退する」という選択もありです。

内定辞退する場合「どこが気に入らなかったのか」ときかれますが、ここは簡単にお答えするだけでかまいません。

(7) 現在の職場を退職

内定が決まったら、現在の職場の退職手続きをすすめます。

会社規定で「退職日の何ヶ月前までに申し出ること」と規定されているはずです。多くの場合1-3ヶ月前と定められています。

退職の意思は、直属の上司に伝えます。

もし引き止めにあっても、鉄の心で「もう決めたことですので」と多くは語らないのが無難です。円満に退社するため、不満ではなく感謝を伝えるようにしましょう。

退職日、業務の引き継ぎの調整をします。

社会保険料を考慮すると、退職日は次の職場への入社日の前日にするのが最も効率的です。

まとめ|転職活動はじめてみませんか

毎日仕事と家事でいっぱいいっぱい。もう無理!逃げ出したい!でも専業主婦はできない。

そんなあなたに、私は「調剤薬局への転職」という道を伝えたい。

この記事では、企業から調剤薬局へ初めて転職する方のために、転職の手順を解説しました。

忙しいあなたが転職活動をするうえで一番先にすることは、「転職の条件と優先順位」を決めることです。

ここをおざなりにすると、その後の転職活動で必ずといっていいほど無駄な労力を使うことになります。

早く現状から脱出して理想の未来を手に入れたいなら、転職エージェント登録前の準備を大切にしてください。

あなたに素敵な未来が訪れますように。心から応援しています。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

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