お薬代を節約する方法4選

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医療費ってなかなか節約しづらいですよね。
でも、病院でもらうお薬代、実は節約できるんです。
そんな方法を4つ(+おまけの2つ)ご紹介します。

1.「ジェネリック医薬品でお願いします。」

薬局でお薬をもらうとき、「ジェネリック医薬品でお願いします。」とお伝えください。
ジェネリック医薬品(後発医薬品)とは、先発医薬品と同じ有効成分をもつお薬のこと。何より価格が安い!先発医薬品の半分以下になる場合があります。

例として、高血圧のお薬(※)で計算してみましょう♪
 先発医薬品:23.5円/1錠  ジェネリック医薬品:10.2円/1錠
 3割負担の方が、1か月分(30日分)処方してもらう場合
   先発医薬品     23.5円/1錠 × 30錠(30日分) × 0.3 = 211.5円
   ジェネリック医薬品 10.2円/1錠 × 30錠(30日分) × 0.3 = 91.8円
1回のお薬代で約120円も安くなります。
これが12か月続いたら・・・120円×12回=1440円のお得!
(※)たくさんある高血圧のお薬のうちの1例です。すべてのお薬でこの差額が生じるとは限りません。また、薬価(国が決めるお薬の値段)は2年毎に改定されます。

新しいお薬の場合、ジェネリック医薬品がないものもありますが、まずは薬局でお尋ねしてみてください。

2.同じ薬局に、お薬手帳を持っていこう。

薬局で支払うお薬代には、「服薬管理指導料」というものが含まれています。
①同じ薬局に、②3か月以内に、③お薬手帳を持っていけば、40円の節約になります。
(3割負担の方の場合)

なお、お薬手帳は1人1冊。お薬の飲み合わせなどを医師や薬剤師がチェックするためのものなので、病院ごとに分ける必要はありません。

3.薬局に行くのは平日19時まで、土曜は13時まで

平日ならば午前8時~午後7時、土曜日ならば午前8時~午後1時までに薬局に行きましょう。

その時間以外だと「夜間休日等加算」といってお薬代が120円(3割負担の場合)高くなります。

「土曜日しか受診できないし、土曜日は病院が混んでて、薬局に行くときにはもう13時過ぎてるよ」
たしかに、そういうケースは多いですよね。
でも、もらうお薬が前回と同じお薬で、4日分くらいお手持ちがあるのでしたら、月曜日の昼間に薬局に行くことで、追加料金を回避できます。

処方せんは、発行日を含めて「4日以内」なら有効です。土曜日にもらった処方せんであれば、火曜日までに薬局に持っていけばお薬をもらうことができます。

4.お薬が余っている場合は、お薬をもらわない

定期的に病院でお薬をもらっているんだけど、飲み忘れて、もう1か月分くらいお薬が余っている。
そんなときは、お医者さんに相談して、お薬の処方をやめてもらいましょう。
高血圧や糖尿病など慢性疾患の患者さんの場合、月に1回くらいの頻度で受診なさっていると思います。
ならば、お薬が1か月分余ったら、「残薬があるので今回はお薬いりません」と言えば、薬局で払うお薬代がまるっと1回分節約できるのです。

「飲み忘れて余ってるなんてお医者さんに言ったら、怒られるか、お医者さんの機嫌を損ねるんじゃないかしら」
心配ご無用。飲み忘れて困るのはお医者さんではなく貴方です。怒るお医者さんは、それだけ貴方のことを家族のように心配しているのでしょう。(怒らないお医者さんの方が多いと思いますが)
また、絶対に飲み忘れてほしくないお薬でしたら、医師もお薬を変更するとか、飲むタイミングを変えるとか、何かしらの相談に乗ってくれますよ。

5.(非推奨)たった数種類のお薬の一包化を断る

「よくわからないけど薬局で勧められたから」という理由でお薬を「一包化」してもらってませんか。これにも料金が発生しています。

「一包化」とは、同じ服用時点(朝食後とか夕食後とか)のお薬を一つの袋に入れてくれるサービスのこと。お薬の「飲み忘れ」や「飲みまちがい」を防ぐのにとても便利なサービスです。
基本的には医師から「一包化」指示が入ることで行われるため、むやみにこのサービスをやめるのはおすすめしませんが、お薬の種類が2~3種類で、しっかり自己管理できるなら、わざわざ「一包化」しなくてもよいかもしれません。

6.(難易度高いけど)基本料の安い薬局を利用する

薬局によって基本料が違うので、安いところに行く、という方法もあります。

ずばり、病院の敷地内薬局は安いです。

あと、大手チェーンの門前薬局だと安いかもしれません。
残念ながら、その他の薬局については外からはわかりません。
処方せんをもらうたびに違う薬局に行って、それぞれの薬局でもらった明細書とにらめっこしてやっとわかる・・・。難しいですよね。

筆者の知人は、お薬が余っているにも関わらず、お医者さんに言えず、3割負担から1割負担に下がったころ、ようやくお伝えしたそうです。1割負担になって医療費が下がったことに驚くとともに「3割負担の時にお薬もらっててもったいないことした!」と言ってました。
なかなか節約しづらい医療費(お薬代)ですが、上述の方法で節約することができます。
健康を維持しながら節約できるといいですよね。

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