新人ちゃん「今日の治療薬」と「治療薬マニュアル」どっちがいいのかな?
その悩み、わかります〜。私は悩みに悩んだ末に両方購入して使い比べてみました。
- 新人薬剤師や「まず一冊欲しい」人には「今日の治療薬」
- 添付文書レベルまで深く調べたい人には「治療薬マニュアル」
この記事では「今日の治療薬」と「治療薬マニュアル」の見やすさや情報量などを写真付きで徹底比較します。
この記事を読めば、ご自身のニーズに合った納得のいく選択ができますよ。
「今日の治療薬」vs「治療薬マニュアル」徹底比較
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| 医薬品情報 | 見やすい | 情報量が多い |
| 解説ページ | 図表が多く充実 | 文字が多い |
| 薬理作用解説 | デザイン性のある図解 | シンプルな図解 |
| 同種・同効薬 | 見づらい | 見やすい |
| 電子版・アプリ | 別売り | あり |
| 価格(税込) | 5,500円 | 5,610円 |
| ページ数 | 1,440ページ | 2,944ページ |
| 寸法 | 13.8✕3.2✕8.7cm | 13.8✕5.9✕8.7cm |
| 出版社 | 南江堂 | 医学書院 |
薬剤情報ページ|見やすさか情報量か
各薬剤の適応、用法用量や副作用などを記載したページは、情報のまとめ方や記載量に大きな違いがあります。
- 見やすさ重視なら「今日の治療薬」
- 情報の網羅性重視なら「治療薬マニュアル」
睡眠薬のマイスリーのページを例に見てみましょう。赤枠で囲んだ部分です。
今日の治療薬


- 重要ポイントがまとまっており見やすい
- 適応外処方の記載あり
- 情報量はやや少なめ
- 用量に「適宜増減」の記載がない
治療薬マニュアル


- 添付文書情報が網羅されている
- 情報量が多く詳細まで確認できる
- 見づらい
- 欲しい情報をすぐに見つけられない
解説ページの充実度
疾患ごとの解説ページは「今日の治療薬」の方が充実しています。
今日の治療薬
- 表や図が多い
- 薬剤ごとの特徴を比較した図表が豊富
- 抗精神病薬、抗うつ薬の章では15ページ
治療薬マニュアル
- 文字が多い
- 図表は少なめ
- 抗精神病薬、抗うつ薬の章で6ページ
以下は、「今日の治療薬」の「40 抗精神病薬、抗うつ薬、その他」の章のごく一部です。主な抗精神病薬の副作用を比較した表が掲載されていました。


図表で示されていると見やすくて理解もしやすいですよね。



私はこの解説ページが欲しくて「今日の治療薬」も購入しました。
薬理作用ページ
薬理作用はどちらも図解で表示されています。ここは好みの問題かな?と思います。
今日の治療薬


個人的には好みのデザインですが、小さくて見えづらいのがやや難点です。
治療薬マニュアル


簡略化したデザインなので、慣れるまではわかりづらいと感じました。
同種・同効薬の調べやすさ
同種同効薬のまとめページは「治療薬マニュアル」の方が断然見やすくなっています。
例として、降圧薬の同種同効薬をまとめたページをご覧ください。
今日の治療薬


- 左の欄に”分類”、右の欄に”特徴”と”一般名”を記載
- 商品名の記載がない
- 一般名が横並びで記載されており見づらい
治療薬マニュアル


- 大きく3列に分かれる
- 左から”一般名”、”商品名”、”特徴”を記載
- 同効薬がひと目でわかる



「治療薬マニュアル」のこのページは、入院患者さんの持参薬鑑別時、代替薬を探すのに重宝します。
電子版・アプリ対応
スマホやPCで使えるかどうかは、実務での使いやすさに影響します。
「治療薬マニュアル」は、書籍購入者は無料で電子版・アプリを利用できるのでお得です。
今日の治療薬


- アプリ版あり
- 月額462円、年額5,500円(税込)
書籍とは別売り
治療薬マニュアル


- 電子版・アプリ版あり
- 年額5,060円(税込)
書籍購入者は無料で利用可能
電子版・アプリ版のメリット・デメリットもお伝えします。
- 持ち運びが簡単なため在宅などに便利
- 検索が簡単
- 最新情報が得られる
- 利用期間・契約期間が終了すると閲覧できない
- 電子媒体の充電が切れると使えない
私の場合、メインは書籍で電子版はサブとして利用しています。
価格とコスパ
価格は「今日の治療薬」が5,500円、「治療薬マニュアル」が5,610円で大きな差はありません。
しかし「治療薬マニュアル」は電子版やアプリも無料で利用できるので、コスパが良いといえます。
持ち運びやすさ
持ち運びやすいのは断然「今日の治療薬」です。
「今日の治療薬」は片手で持てますが、「治療薬マニュアル」は2倍の分厚さで重量もあり、片手では持ち運びしづらいのが難点です。





勉強のために持ち帰るときは、かばんが重たくなります。
結局どっちを買えばいいの?あなたにおすすめなのはこちら
どちらも一長一短があるのはわかったけど、決めきれない。
そういう方のために私なりの判断基準をお伝えします。参考にしてください。
「今日の治療薬」は新人薬剤師に最適
「今日の治療薬」がおすすめな人は以下のような人です。
- まだどれも買ったことのない人
- 新人薬剤師
- 業務中に素早く調べたい人
- 添付文書を閲覧するツールを別に持っている人
理由は以下の2点。
- 薬剤情報が見やすく、素早く調べられる
- 解説ページが充実しており、知識を深められる
これから知識を深めようとしている新人薬剤師さんには最適です。
「治療薬マニュアル」は中堅以上の薬剤師向け
「治療薬マニュアル」は次のような人におすすめです。
- 「今日の治療薬」を買ったことのある人
- 添付文書レベルの詳しい情報が欲しい人
- 病院薬剤師
- 中堅以上の薬剤師
- 書籍も電子版も欲しい人
理由は、圧倒的に情報量が多いからです。日常業務で求められることの多くが、これ一冊でまかなえます。



私も以前は「今日の治療薬」を使っていたのですが、結局添付文書を確認することが多く、「治療薬マニュアル」を買いました。
まとめ
この記事では「今日の治療薬」と「治療薬マニュアル」を比較しました。
「今日の治療薬」は見やすさと解説ページに魅力があり、新人薬剤師の最初の1冊におすすめです。
一方で、「治療薬マニュアル」は添付文書情報を網羅しており、情報量で圧倒的に優位です。さらに無料で電子版を利用できる点も高く評価できます。
どちらも甲乙つけがたいので、どちらを選んでも正解です。
毎年更新されるので、合わないと思ったら次の年は別の本にするとよいでしょう。
千里の道も一歩から。一緒に学んでいきましょう。




